◆職場紹介シリーズ◆ うちのキーマン vol.9
現場を知ると、会社がもっと面白くなる!
ものづくりの現場を支えるキーマンは、どんな思いや考えを持って職場運営に取り組んでいるのでしょうか。連載『うちのキーマン』では、職場をまとめるキーマンの人柄や、仲間たちが働く現場の様子を通して、ものづくりの魅力をお届けします。
池ノ上工場 池ノ上製造室 プレス・ブレージング加工グループ 第1係 工長の臼谷 篤さん
Profile
池ノ上工場で最上流の工程を担うプレス工程。その迫力ある現場をまとめているのが、入社23年目の臼谷篤さんです。プレス工程は後工程すべてに影響する重要な仕事であり、製品づくりの“土台”と言える存在。臼谷さんは設備の安定稼働を守るキーマンとして、日々現場を支えています。 プライベートでは、学生時代から続ける野球を今も楽しみ、少年団のコーチや監督も経験。現在は中学生の息子さんの試合を応援する時間が週末の楽しみだそうです。 座右の銘は武田信玄の「一生懸命だと知恵が出る。中途半端だと愚痴が出る。いい加減だと言い訳が出る」。 どれだけ設備が立派でも、どれだけ仕組みが整っていても、現場を支えるのは“人”であるという考え方が臼谷さんの根底にあります。
キーマンが語るプレス加工の魅力とは?
プレス・ブレージング加工グループで現場をとりまとめる臼谷さんに職場の特長を伺いました。
うちの職場は、「始まりの形を生む最上流工程」です。
プレス加工グループでは、シェルポンプやシェルタービン、ブレード、ドラム、フロントカバーなど多くの製品を成形しています。高速順送プレスは1分間350ストロークの高い生産能力があり、トランスファープレスは複数工程を連続で加工できるのが特徴です。プレスは後工程すべてに影響する最上流工程として、「安定稼働で後工程を守る」想いで仕事に取り組んでいます。
基本データ(2026年1月時点)
【職場人数】職制:7名、ライン外:2名、技能員33名
平均年齢はおよそ40歳で、ベテランの技能と経験が強みの職場
【設備ポイント】複数工程を1台で一気に加工する1,500tトランスファープレスは池ノ上工場の象徴とも言える
キーマンが目指す職場ビジョンとは?
助け合いの文化が、安全な現場をつくる
臼谷さんが目指しているのは、自然に助け合いが生まれる現場づくりです。困っている人に声をかけ、ミスは責めず改善につなげ、気づきをみんなで共有する——そんな小さな行動の積み重ねが、安全で働きやすい職場をつくると考えています。
その背景には、プレス現場ならではの特性があります。プレス機は上下に動く金型で材料を挟んで加工するため、少しの判断ミスが大きな事故につながる危険があります。だからこそ「安全最優先」が何より大切です。
また、技能員の声を拾い上げる仕組みづくりにも力を入れ、書き込みシートを活用して課題に対し職制が確実に応える文化を育ててきました。臼谷さんは「安全を守るのは設備ではなく人の意識と行動」と話します。助け合いの文化が、現場全体の安全を支える力になっているのです。
臼谷さんってどんな人?
職場の方から見た臼谷さんを紹介!
職制と技能員の仲が良いのは職場の良いところ。臼谷さんは、何事にも前向きで、困った時に相談すると親身になって寄り添ってくれます!
自分が困った時には相談に乗ってくれますし、話をすると自己成長を実感できるので、感謝しています。
臼谷さんは困った時に話をすると必ずフォローしてくれるので助かっていますし、話しやすいです。
僕自身は異動して1ヵ月しか経っていないのでプレス業務はまだ良く分からないですが、臼谷さんのおかげで職場のムードは悪くないと感じています。
3本柱活動※によって職場が綺麗になり、自主保全でも頻発停止が減るなど、成果を実感できる取り組みが進んでいます。臼谷さんはプレスの深い経験と豊富な知識を持ち、日々多方面で支えてくれる頼もしい存在です。生産性向上や人材育成でも先頭に立ち、メンバーを力強く導いてくれる、現場に欠かせない存在です。
上司から見た、うちのキーマン
上司の上松さんに臼谷さんの印象を伺いました。
工長の臼谷さんは、人当たりの良さと高いコミュニケーション力で職場をまとめる存在です。特に、プレスの専門知識を活かし、不良発生時にはすぐに後工程へ仲間を連れて状況を共有するなど、スピード感あふれる行動でトラブルを最短で解決してきました。日頃からメンバーの相談に乗り、良い情報も悪い情報も素早く共有する文化を作ってきた中心人物でもあります。今年からプレスと型保全の組織が一つになりましたが、その団結力を引き上げたのも臼谷工長の存在が大きいです。
これからは金型の知識も習得し、当社のプレス工程全体を任せられるリーダーへとさらに成長することを期待しています。
職場スナップ
職場の日常風景をお届けします。交代勤務チームごとの集合写真、検品作業する姿や設備メンテナンス対応する姿などご覧ください。
池ノ上工場最大のプレス設備を扱う現場は緊張感も大きい一方で、安全意識の高さと助け合う文化が強く根付づいていました。臼谷さんの“人を大切にする姿勢”は、まさに武士の精神そのもの。「“この人みたいになりたい”と思われる背中を見せたい。そのために、判断力・育成力・先を読む力をさらに磨き続けるつもりです」と力強く語る臼谷さん。一方で「メンバーが成長してできることが増えた瞬間や、問題が改善された時、自主保全活動の定着が見えた時はとても嬉しい!」と、はにかんで笑う姿が印象的でした。
(記)人事・総務部 総務室 広報・社会貢献グループ 三田村 祐美子